岩手県の提案型プロポーザルで採択された、県内初のCLTを構造スラブに採用した建物になります。
構造は桁方向が大開口が連続するため木造集成材のラーメンとし梁間方向は壁を利用した軸組構造のハイブリッド工法です。普通教室や廊下の天井はCLTスラブをあらわしとし、集成材柱や梁も隠さず、廊下との壁も県産材の不燃パーティションを取り入れ、木の温もりと柔らかさを存分に感じられる空間となっています。
天井懐のない廊下は配線ラックを集成材でつくり、木のCLT天井にも配光できるように設置しています。
外壁は構造体を露出することはさけ、木目調サイディングで覆うことで親しみやすく、持続可能な現代の木造の校舎の在り方を提案しています。